▼ このシリーズの記事
ままごとキッチン作り①
ままごとキッチン作り②
ままごとキッチン作り③
ままごとキッチン作り④
・ままごとキッチン作り⑤(この記事)

前回、ままごとキッチンの蛇口をラップの芯で手作りしました。カラーボックスに取り付けるとき、時間がなかったこともあって瞬間接着剤でさっと固定したのですが……2歳の子にあっさり取られてしまいました。

蛇口を引っ張ったり押したりしているうちにポロっと取れました。子どもって本当に蛇口を使う真似が好きで、飽きずに何度も何度も上部分のハンドル部分を大人が使うように真似て使っていました。それが数日続いた結果、接着剤の接合部がじわじわとゆるんで、ある朝ポロッと外れていた、という感じです。

原因を考えてみると、瞬間接着剤は「垂直に引っ張る力」には強いのですが、「ねじる・回転させる力」には意外と弱いんですよね。しかも相手はラップ芯という紙製の素材。紙と紙の接合では、回転方向の力が繰り返しかかるとどうしても限界がきます。

今回はこの失敗を踏まえて、2点改善することにしました。①ラップ芯の中に木の丸棒を入れてカラーボックスへの接着面を増やす、②カラーボックスへの固定を接着剤とビス留めに変える、の2つです。

ラップの芯の中に木の棒を入れて補強する

まず蛇口本体の強化から。前回は芯だけで作っていたので、瞬間接着剤を塗る面積が少なかったです。なので今回は、ラップの芯の中に木の丸棒を差し込んで、平らな面を作り、カラーボックスへの接地面を増やすことにしました。

使った丸棒はホームセンターで売っている木製の工作棒です。何種類かサイズがあるので、ラップ芯の内側に入るものを選びます。うちのラップ芯の内径はだいたい2.2cmほどで、少しゆとりがある2cmを買いました。ぴったりすぎると入らないので、やや細めがおすすめです。マスキングテープを巻いておりそれをラップの芯の内側に織り込んでいるので、数ミリの余裕がちょうど良かったです。

丸棒をラップ芯の中に入れ、接着剤で固定します。丸棒に薄く塗って、ラップ芯に差し込んでしばらく押さえるだけ。いつも使っている多用途ボンドが固まって使えなくなっていたので、今回は上の子が学校で使っているボンドを借りました。

使った接着剤ボンドタッチ

いつも使っている多用途ボンドは下記になります。オールマイティに使えて便利です。

ラップ芯にボンドを塗る
ボンドを塗った棒をラップの芯で作ったままごと用蛇口に差し込んで補強するところ。
T字型蛇口の接合部分アップ

丸棒を入れたラップ芯は、1日乾かしました。次の日に確認するとしっかり固定されており、子どもに渡す前から「これは取れない」という安心感があります。

乾燥させた蛇口の丸棒をノコギリで切る

蛇口は前回と同じものです。ラップ芯を縦1本・横1本、シルバーのガムテープでくっつけてT字にするだけです。横の芯が「水が出る部分」、縦の芯が「取付部分」になります。我が家の本当のキッチンにある蛇口の形に似せて作ってます。

ラップ芯で作ったT字型の蛇口全体像
のこぎりで木の丸棒を切る

蛇口から出ている丸棒をノコギリで切ります。今回は旦那に切ってもらいました。切断自体はすぐに終わりました。

カラーボックスに裏からビスで固定する

今回の改善の一番のポイントはここです。前回は接着剤だけで表から貼り付けていましたが、今回は接着剤とカラーボックスの裏側からビスを打って物理的に固定します。

まずラップ芯の取付部分(縦の芯)に接着剤を塗ります。それからカラーボックスの板に当てて、元にあった位置にくっつけます。次にカラーボックスの裏側に回り込み、板に下穴を少し開けてからビスを打ち込みます。インパクトドライバーがあればあっという間です。

ラップの芯と木の丸棒で作ったままごと用蛇口をボンドで固定する

裏から固定するので表には何も見えず、見た目がすっきりします。また、ビスが蛇口の軸(縦の芯)の中を通る形になるので、どれだけ回転方向の力がかかっても抜けません。前回の瞬間接着剤との大きな違いがここです。

カラーボックスの裏側からインパクトドライバーでビスを打ち込む
ビスの固定部分アップ

完成、今度こそ取れない蛇口に

完成したままごとキッチンの蛇口

取り付けてから何日か経ちますが、2歳が遊んでもまったく外れる気配がありません。前回との違いを体感してもらえているのかは分かりませんが、相変わらず楽しそうに遊んでいます。

今回の修理で気づいたのは、「どうやって壊れたか」をちゃんと分析すると、次の作り方が見えてくるということです。「2歳の力でも取れてしまった」ということから、ビスで固定という答えにたどり着けました。

ままごとキッチンは子どもが想像以上に激しく遊ぶので、市販品でもよく壊れます。手作りならなおさら。でも、壊れた場所と理由が分かれば直せるし、前より丈夫にもできます。「壊れやすい」は「直しやすくてアップデートできる」でもあるのかな、と思うようになりました。

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