中古住宅に引っ越してきたとき、家の裏には前の住人が丁寧に植えたであろう木々がたくさんありました。少しずつ手をつけながらも、第二子の妊娠・出産・育児でほぼ3年間庭に立ち入れない時期があり、気づいたら5年が経っていました。先日ようやく防草シートを最後まで敷ききることができたので、その長い道のりをまとめます。

引っ越してきたら、狭い裏庭に木がびっしりだった

2021年の4月、中古住宅に引っ越してきました。上の子が保育園の年少になったタイミングです。

家の真裏には、幅1.15メートル×長さ7〜8メートルほどの細長い通路のような庭があります。隣家と隣り合わせで、普段とくに使うわけでもない場所なのですが、そこにはアオキ・ステラ、トベラ、シマトネリコ、リュウノヒゲ、ドクダミ、ミョウガ、スイセンなどが生えていました。

前の住民の方の知り合いだったので話を聞いていたのですが、植木屋さんが定期的に手入れをしてくれていたとのこと。日当たりが良くない場所に適した植物ばかりで、きちんと考えて選んでいたのだと感じました。でも私には管理する知識もお金もなく…。

見えない場所ではあるものの、夏になると草が生い茂って近づきたくなくなるし、隣家の勝手口からのぞくとかなり荒れた状態が見えているはず。それがずっと心の引っかかりでした。

引越し直後の裏庭。植物がたくさん生えている様子
引越し直後の様子。前の住民が手入れしていた植物がたくさんありました

まず木を伐採することにした——のこぎり一本で一人作業

最初に手をつけたのは木の伐採です。2021年の秋ごろから少しずつ始めました。

使ったのは「生木も切れる」と書かれていた手動のノコギリと剪定ばさみだけ。チェーンソーは持っていないし、一人での作業です。

やり方は、まず細い枝からどんどん切り落としていき、最終的に1本の丸太のような状態にする。そうしてから最後に根元より少し上を切りました。少し上で切ったのには理由があって、根っこを掘り起こすときに「持ち手」として使えるからです。これは実際にやってみて正解でした。

切り株と根が残った状態の裏庭
伐採後。根だけが残りました

根っこに黒いビニール袋をかぶせて放置した

木を切ったはいいものの、根っこはそう簡単に抜けません。最初は袋なしでシャベルを使って掘り起こそうとしたのですが、しっかり根付いていてびくともしませんでした。

そこでネットで調べてたどり着いたのが、黒いビニール袋を根の周りに巻いて光を遮断する方法です。この後、第二子の妊娠・出産・育児でほぼ庭に来られない時期が続き、結果的に数年間そのままになりました。

あとで振り返ると、この「放置期間」中にシロアリが発生していたようです。3つの切り株のうちひとつに、シロアリがいるのを発見しました。他の根っこにはまだ広がっていなかったのが幸いでした。幹の太さは10センチほどの木でしたが、すぐビニール袋に入れて密閉し、ゴミに出しました。湿った腐木はシロアリを呼びやすいので、ビニールで覆ったまま長期間放置する場合は定期的に確認したほうが良いと思います。おすすめの方法とは言いにくいのですが、これが私の実態でした。

⚠️ 黒いビニールで根を覆う方法は、湿気でシロアリが発生するリスクがあります。長期放置するなら定期的に状態を確認することをおすすめします。除草剤を使う方法のほうが確実かもしれません。

数年後、シャベル一本でスルっと抜けた

数年後、ようやく根を掘り出すことにしました。使ったのはシャベル一本です。

腐っていたおかげで、根の細い部分はシャベルをぐっと差し込むだけで切れ、あっさり抜くことができました。最初に手こずったときとは全然違う感覚でした。

腐らせた根っこをシャベルで掘り起こしている様子
シャベルだけでするっと抜けました

防草シートを2回に分けて敷設——使った商品はこれ

根を片付けた後、防草シートを敷きました。作業は2回に分けて行っています。

1回目は2022年の冬。購入したのは楽天の「イキテクス 超高耐久 防草シート 1m×10m 2セット組み 130g/m²」です。厚みがあるタイプで、長期間使えることを重視して選びました。

そして2回目が今回、2026年4月某日。残りの10mを草取りからシート貼りまで一気に仕上げました。

固定はUピン杭を使いました。「Uピン杭 黒丸付 直径3.4mm極太 長さ15cm 30本セット(楽天)」で、丸い黒い板を挟んで地面に打ち込むタイプです。シートがしっかり固定されるのでよかったのですが、土に石がゴロゴロ混ざっていて、まっすぐ刺さらない場所が何箇所もありました。斜めに差し込んで工夫しましたが、失敗した穴が残ってしまったところもあります。


リュウノヒゲを株分けして空いた部分に植えた

防草シートが15センチほど幅が足りない部分(建物側の端)が生まれてしまいました。そこに、もともとこの庭に生えていたリュウノヒゲ(ジャノヒゲとも呼ばれます)を株分けして植えることにしました。

このリュウノヒゲ、かき分けると青い実がたくさんなっていてきれいでした。株分けしているときに実があちこちに落ちてしまったのですが、「この植物なら増えてもいい」と思えるくらい気に入っています。

ただ、土に石が多くてスコップがうまく入らない場所もあり、しっかり植え替えられていない気がして少し心配です。数日後に写真で確認しようと思っています。

一番大変だったのは「岩」と「石だらけの土」

作業の中で一番苦労したのは、大きな岩の移動です。シャベルをてこの原理で使うと持ち上がるには持ち上がるのですが、一人ではどうにもならず、夫に手伝ってもらいました。それでも大きく動かすことはできず、シートを張った上の少し横に移動させるのが精一杯。でも、その岩をどかしたことでシートを張れる面積が増え、作業がぐっと進みました。

土に石が混ざっていることも大変でした。スコップやシャベルが途中でぶつかって進まなかったり、Uピンが刺さらなかったり。何度も角度を変えながらの作業でした。

防草シートを敷いている作業中の様子
Uピンがうまく刺さらず苦戦しました

ようやくすっきりした——妊娠・育児を経て気づいたら5年

本格的に暑くなる前に終わらせることができて、本当に良かったと思います。

引越し後すぐに伐採に取り掛かったものの、第二子の妊娠がわかってからは庭どころではなくなりました。出産・育児でバタバタしている間に年月が経ち、気づけば5年。「早くやらないと」という気持ちはずっとあったのですが、子どもが少し大きくなって手が空いてきた今年、ようやく完成しました。

ここ数年、夏になるたびに草が生い茂って近づきたくなくなる庭が気になっていました。直接住んでいるところとはつながっていない場所なので見えにくいのですが、隣家の勝手口からはそれなりに目に入るはず。見えるかもしれない方に申し訳ない気持ちもずっとありました。

今後は砂利を敷いてみたいとも考えています。防犯の意味もありますし、余裕ができたら何か育ててみたいという気持ちも少しあります。日当たりが良くなくて手入れが少なめで済む植物を、ゆっくり探してみようと思っています。

防草シートを敷き終えた裏庭の様子
ようやく敷き終わりました

📝 この記事のまとめ

  • 細い枝から切って「丸太状態」にしてから根元を切ると、根を掘るときに持ち手になって便利
  • 黒いビニール袋で根を覆う方法は、シロアリ発生のリスクあり。長期放置するなら定期確認を
  • 防草シートは厚み130g/m²のものを選ぶと長持ちしそう
  • Uピンは土中の石に注意。斜めに刺す工夫が必要な場所もある
  • 妊娠・育児で中断しながらでも、少しずつ進めればいつか終わる